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令和4年10月1日 断熱等性能等級6、等級7施行

省エネ住宅 断熱等性能等級6・7

10月1日「断熱等性能等級6」及び「断熱等性能等級7」が施行

住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく「住宅性能表示制度」において、2022年10月1日に、次の住宅性能評価の表示基準・評価方法基準が改定施行された。
 ■2022年10月1日、一戸建て住宅についてZEHの水準を上回る等級として
  新設の「断熱等性能等級6」と「断熱等性能等級7」を施行。 

新設の断熱等級の暖冷房一次エネルギー削減量の削減率

2050年のカーボンニュートラルを目指し、戸建て住宅の一次エネルギー消費量を削減すべく、暖冷房にかかる一次エネルギー消費量の削減率を
  ■「断熱等性能等級6」:現行の省エネ基準よりも概ね30%削減可能なレベル
  ■「断熱等性能等級7」:現行の省エネ基準よりも概ね40%削減可能なレベル
として設定した。
断熱等性能等級6及び7のUA値、ηAC値は、次の国土交通省の資料の表で示されている。
   ※出典:国土交通省「住宅性能表示制度の見直しについて」 

断熱等性能等級6と7のUA値

地域区分5~7地域は、断熱等性能等級4のUA値は0.87であるが、断熱等性能等級7の場合はUA値は0.26である。
断熱性能は、従来よりもZEHレベルに向上させないと達成できないようになった。

断熱性能の向上は、結露対策が必須

断熱等性能等級6や等級7になると、必然的に表面結露や内部結露のリスクがある。
そのため「防湿層の設置」「通気層の設置」「構造熱橋部の断熱補強」「コンクリートへの断熱材の密着」の対策が必要となる。
 ※出典:国土交通省資料より

断熱等性能等級6の結露防止対策

10月1日より住宅性能評価の評価項目に省エネ等級の必須化

また、住宅性能評価については、2022年10月1日から、「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」では「断熱等性能等級」及び「一次エネルギー 消費量等級」の両方が必須評価項目となった。
 ※出典:
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会の資料より

性能評価の必須項目一次エネルギー消費量等級 

このような法の施行により、住宅分野においても更なるカーボンニュートラルの実現への推進がさらに進んだ。
国主導の形で、今後も省エネ住宅の強化・推進がなされ、住宅業界は高性能な省エネ住宅建築の方向に必然的に動き出すことになる。そのためにも今、更なる省エネの学びが必要な時代になった。

 

★施行前に記載した以前の関連記事はこちらをご覧ください。
2022年10月06日 08:00

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