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建築物リフォーム・リニューアル調査報告(令和3年度第1四半期) リフォームが38.5%増で気づくこと

リフォーム工事

建築物リフォーム・リニューアル調査報告、リフォームが増加

国土交通省が発表した令和3年度第1四半期(令和 3 年 4 月 1 日~令和 3 年 6 月 30 日)受注分の建築物リフォーム・リニューアル調査報告(2021年9月10日)によると、住宅に係るリフォーム・リニュアル工事の受注高は9,159 億円で、対前年同期比35.8%増となりました。前年度の1~3月の受注高7,794億円からも17.5%増加し、順調な伸びを示しています。
 【受注高】
    合計             2 兆 7,583 億円 (対前年同期比 12.0%増)
    住宅                    9,159 億円 (対前年同期比 35.8%増)
         非住宅建築物  1 兆 8,423 億円 (対前年同期比 3.0%増)

リフォームの目的の一位は「劣化や壊れた部位の更新・修繕」

リフォーム・リニュアル受注の伸びで気になるのは、住宅ではどのような工事の受注が多いかということです。
主たる工事目的別の受注件数では、「劣化や壊れた部位の更新・修繕」がダントツに多くなっています。総受注件数1,657,491件のうち、「劣化や壊れた部位の更新・修繕」は約95%の1,569,154件で、前年同期比23%増です。
次に件数が多いのは、「省エネルギー対策」の24,501件で、総件数の約1.5%にしかすぎず、「省エネルギー対策」は前年同期比9.6%の増加です。「耐震性向上」については、1,327件で前年同期比17.2%減となっており、耐震工事は今回は減少しました。

部位別件数は水回り設備のリフォームが一番多い

主たる工事部位別の受注件数を見ると、「給水給湯排水衛生器具設備」が総受注件数(複数回答)の約3割を占めています。つまり水回り設備のリフォームが一番多く行われています。
受注件数の多い順から、給水給湯排水衛生器具設備、内装工事、建具工事、屋根屋上工事、外壁工事となっています。

省エネや長寿命化、性能向上リフォームの件数は少ない

政府の方針や今求められる住宅のあるべき姿は、長寿命で省エネ、耐久性やレジリエンス性の高い住まいです。リフォーム設計_コピー
しかし、現実には「劣化や壊れた部位の更新・修繕」という、古くなった、壊れた、修理が必要、困ったからリフォームをしようという目の前に迫った事態から発生していることが把握できます。つまり、必要外のリフォームはなかなかしない状態で、家は壊れるまで使うという実態があるのです。
それゆえ、既存住宅流通政策に合致したリフォームや、長寿命化、省エネ、耐久性やレジリエンス性の高い性能向上リフォームは件数が少なく、政府の思惑と異なった状況になっているように思います。

顧客心理やリフォーム施工業者側や営業マンの問題

お客様側の心理も理解できます。家は建てると劣化部分が出て維持するための費用が多額にかかります。しかし、住宅ローンを払いながら維持管理するのは大変です。またやっとローンを払い終わったら、リフォームとなると、費用面を考えると老後の生活も不安になります。できるだけ、最低限のリフォームで済ませたい、性能向上のためのリフォームまで余裕がない、そこまで考えないという方の声もお聞きします。

施工業者側や営業マンの問題もあります。リフォーム営業
省エネや耐震の知識や提案力がない。水回り設備の取替提案しかできない。大きな工事になると、契約まで長引くので面倒なため手早く終わる工事をしたい。リフォームローンの知識がない。などの問題も多々あります。
リフォームのプロからのお客様への提案力や技術力がなければ、お客様は長寿命で省エネ、耐久性やレジリエンス性の高い理想的なリフォームはほぼ考えつきません。
そのためリフォームを行うプロとして、省エネや性能向上リフォームの勉強をすることは必須です。

インスペクション・定期点検・維持保全計画書で生涯顧客化

皆さんは、常日頃からのお客様のお住いのアフターメンテナンス、点検、インスペクションなどの定期的な活動をされているでしょうか。住宅図面模型

リフォームのリピート受注のためには、計画的な定期点検・メンテナンス活動で、お客様のお住いの維持管理をしながら、お住まいを快適にする提案を行うことが必要です。もし、必要外のリフォームはなかなかされない、家は壊れるまで使うというお客様が多いようでしたら、インスペクションなどの定期点検は効果があります。
インスペクション後に維持保全計画書を作成し、住まいを長寿命化のために管理することは政府の方針に合っておりますし、リフォームの需要創造、生涯顧客化、更に顧客満足にもつながります。
建築物リフォーム・リニューアル調査報告も少し違う視点から見てみると、いろいろと気づくことがあるのではないでしょうか。

2021年09月15日 10:00

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