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熱中症対策に断熱リフォームとエアコン除湿

エアコン28℃設定

処暑といえども猛暑が続く

令和3年の本日8月23日は、二十四節気の一つの処暑と言われる日です。処暑とは、歴の上では、この日から暑さが峠を越し、涼しさを感じられる頃と言われています。
処暑とは言え、本日も東京は30℃を超す猛暑となりました。天気予報では、今週後半になるほど猛暑になると予想されています。 

熱中症による救急搬送者は高齢者と住居が多い

総務省消防庁の発表によると、令和3年6月1日~8月15日の全国の熱中症による救急搬送人員は36,573人となっています。昨年より、2600人ほど多い患者数です。
令和3年8月9日~8月15日の全国の熱中症による救急搬送人員は約1800人ですが、
・搬送された方の年齢は
65歳以上の高齢者が62.5%
 ・熱中症になった場所は
   住居(家の中)が53.3%
です。(※出典:総務省消防庁ホームページ「熱中症情報」
 
高齢者は感覚機能や身体の調整機能の低下で、のどの渇きを感じにくくなったり、汗をかきにくく体に熱が溜まりやすくなり、熱中症になる可能性が高くなります。

室温28℃以上、湿度70%以上は熱中症になるリスクが高い


猛暑

室内が28℃以上になると熱中症のリスクが高まります。しかし熱中症になる原因は室内の温度だけではなく、湿度が高いことが大きな要因になっています。湿度が71%を超えると熱中症の厳重警戒レベルになります。
室温が28℃であっても湿度は50~60%であると快適であり、体感温度も下がり、熱中症対策になります。そこで除湿のためにも就寝中もエアコンを使用することが重要です。

熱中症対策はリフォームによる断熱性向上とエアコンによる除湿

年数を経た既存住宅は断熱性が悪い場合が多く、窓や壁・天井から熱が伝わり室温が上昇します。夜でも室温が低下せず、2階の寝室は30℃を越している場合があります。
リフォームで、窓は二重サッシや樹脂サッシ・LOW-Eガラスで断熱性を上げることがありますが、壁・天井の断熱施工は、費用面や工事日数を考えて工事業者からの提案を辞めるケースや、施主様の合意が取れず断念するケースも多々あります。エアコンを稼働させても思うように冷えなかったり、省エネエアコンのはずなのに電気代が高いというクレームがお客様からあった場合は、壁・天井の断熱性が悪いことが原因です。
熱中症のリスク、お客様の健康・安全を考えた時に、窓だけでなく壁・天井の断熱リフォームと、最新式のエアコンで除湿もうまく利用することをアドバイスすることが必要です。

熱中症対策には「熱中症情報サイト」が役立つ

皆さんが夏場の暑い時期にリフォーム営業や現場作業・巡回をされる時にも熱中症予防を行うことはとても大切です。

参考ですが、リフォームをされる皆さんとお客様に役立つ熱中症情報サイトをご紹介します。

「熱中症ゼロへ」

一般財団法人日本気象協会が推進し、株式会社ヒロモリが運営する「熱中症ゼロへ」というサイトがあります。
あなたの街の患者数予測と熱中症情報のページがあり、地域の熱中症の警戒レベルがわかります。また、そのページでは7日間の熱中症の患者数の予測も一目でわかるようになっています。

Tenki.jp「 熱中症情報」 一般財団法人 日本気象協会

全国の「 本日の熱中症情報」「10日間熱中症情報」がわかります。

熱中症情報熱中症情報tenki,jp
 (※出典:左図「熱中症ゼロへ」プロジェクト推進:一般財団法人日本気象協会 運営事務局:株式会社ヒロモリ)
 (※出典:右図Tenki.jp「 熱中症情報」 一般財団法人 日本気象協会)

これらのサイトは、夏場の皆さんの現場作業や営業をするときの注意喚起に役立ちます。そして、お客様に対して断熱性向上のためのリフォームの話題作りにも役立ててみてはいかがでしょうか。

2021年08月23日 20:00

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